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敷地は大阪府和泉市。
昔から農業に利用されてきた「ため池」が多く残る、
のどかな住宅地です。
田舎暮らしに憧れ、古民家の雰囲気を愛する建築主様。
蔵のある延べ50坪の古い民家を手に入れられました。
お友達と集まることがお好きで、リビングダイニングに皆が気軽に集まることのできるホームBarを作りたいとお考えになり、ごく初期の段階から今回の計画名は
「Barのある家」。
古民家のリフォームは、目に見える部分よりもむしろ構造的補強や不用品の撤去などに予想以上にコストがかかり、長年の夢であり計画名でもある「Ｂａｒ」の存亡の危機に直面。一方、めくってみた天井の中から立派な丸太の梁が姿を現
し、急遽これを見せる仕上げに変更するうれしいアクシデントも。
また、建築主様の今までのお住まいだった家の玄関戸をホールの引戸として再生したことも、ただ古いだけではないノスタルジーあふれる雰囲気作りに一役買っています。
昔ながらの田の字に細かく分かれていた部屋の襖を取り払いつつ、要所に耐力壁を設け、現代風のライフスタイルに合わせた間取りとし、古民家の味わいを残しながらいかに現代の生活にマッチさせていくかというテーマに建築主様とともに挑んだリフォームです。
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