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現場日記

2006.9.19

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工事進捗日記
00イメージ
01解体工事
02造作工事
03竣工引渡し

 vol.1　解体工事

解体工事着手に先駆けて、長いことこの家をお守りいただいている神様に「所有者が変わり、工事をしますよ」という挨拶の意味も込めて、神主様にお祓いをしていただきました。
無事に工事ができますように．．．。そしてbarができますように！


さあ、いよいよ解体工事の始まりです。

すっかり傷んでいた棟を解体撤去し、リフォームする部分の床をめくり、天井を落としました。
長いこと隠されていた構造体があらわになり、立派な梁が出てきました。

これくらいの築年数の住宅―――戦後、物資がなかった時代に建てられた住宅―――は、その辺の古材を寄せ集めて造ったものが多いのですが、大変上等な材料を使っています。現在においてこんな立派な梁にはなかなかお目にかかれません。おそらく、このあたりでは地位のある方の住まいだったのではないでしょうか。

既存建物の解体は良くも悪くも開けてびっくり、半ば博打みたいな部分があるのですが、
こんな梁と対面すると当時家を建てた建築主や棟梁の思いが伝わってきて建物がぐっと近くに感じる瞬間でもあるのです。