以前、眺める家でも触れたことがありますが、我々の事務所では構造の安定に関する耐震等級の
評価ランクを 耐震等級(倒壊防止)、耐震等級(損傷防止) とも 等級2 に設定しています。
今回、横架材(梁)は強度等級E105-F300のを構造図で指定していました。
「ハイブリッド・ビーム」...ってなんだか特撮ヒーローの必殺技のようですが
異樹種集成材といって、曲げ応力負担の大きい外層部に硬くてたわみにくいベイマツを使用し、
内層部には軽くて粘りのあるスギを使用した新しい構造用集成材です。
詳しくは 中国木材株式会社のホームページ をご覧下さい。
木材でありながら工場製品であるプレカット集成材と木材に手仕事で墨を出して1本1本仕口を加工する
在来の大工さんとは、本来「商売仇」なのでは?と思うのですが、同行してくれた若き大工さん(だんじりの「大工方」そのまんまの風情)は、なんでも勉強!と柔軟で貪欲、古きを温め新きを知る姿勢で今回の検査に参加してくれました。今回もいいものができそうです!
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