スタッフ・旅のエッセイ by 鍛治
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「元気なアジョシとアジマ」 日本と韓国は近い・・・ 地理的にはもちろん、他にもいろんな意味で近い国。 海外旅行に行くとなると、その近い国を飛び越えて、どうしても遥か遠い所にでかけてしまっていましたが、今年は韓国釜山に連れていっていだきました。 それにしてもその近さには本当に驚きました。 飛行時間は1時間足らずです。 空港には、日本からの観光客、特に中高年女性ご一行様方が目立っています・・・。さすがに韓流追っかけは少々冷め気味（？）のようですが、ウォン安の煽りを受け、韓国経済に貢献すべく、免税品ゲットのためパワー全快の模様です。 免税品にも、それを笑顔でコマーシャルする韓国スターにもあまり興味がない私たちは、早速釜山の街に繰出しました。
釜山は、港町。 しかも周囲を山々に囲まれた地で、韓国第二の都市いう呼び名とは反対にこじんまりとした印象です。 写真は観光スポットでもある海産物を扱う「チャガルチ市場」です。 反対を振り返れば、びっしりと建物が立ち並ぶ急斜面がそそり立ち、それと同じように人の密度も魚も・・ 何もかもがぎっしり密集している、という印象です。
市場のアジョシ（おじさん）とアジマ（おばさん）は実に元気です。 市場に並んだ珍しい魚介を見物し歩くと、方々からアジマの「さしみ〜さしみ〜」 という熱い勧誘の声がかかります。 ここでは、並んでいる魚をその場で「さしみ」にして食べさせてくれるとの事。 当然期待を裏切らない、美味しさなのでしょうが・・・・ この市場に潜入するまで、違う屋台の魅力的な食物で、既に腹6分目。 呪文のような「さしみ〜」の声のおかげで、更に2分、何だか満腹になり、熱いラブコールを振り切り、 さしみパラダイスを後にしました・・・。 魚市場というからには当然朝早くから働いているだろう、アジョシとアジマ。 ところが、この写真は既に夜の10時頃・・・ 魚をさばく手も素早く、観光客へのラブコールも忘れない・・・。 いったいこの元気はどこにあるのか・・？ そのパワーの源はいずこに？？ 街を歩き回っただけで、少々お疲れモードの私、是非ともあやかりたいもの・・・。 その源を翌日解明しました！ 夕食に頂いた、焼肉 その味は説明するまでもなく・・・・☆☆☆ 大量の丸ごとニンニクと肉、肉（といっても大した量ではありません） 食事後、パワー全快 です。 なるほど、あのパワーの源はここにあるのかと、シンプルな答えに妙に納得し 摂取したニンニクは当然、ほど良い香りを体に染み込ませ、 そのまま日本に持ち帰りました。 たくさんの美味しい物を、ご馳走様でした！！
↑ 夜の港で働くアジョシと漁船 。
文・写真：鍛治由里子
釜山は、港町。
