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5月14日、いよいよ内部の解体工事を行いました。
計画段階で現地調査を行い、それに基づいて計画やコストプランニングを行いますが
やはり、手術と一緒でおなかを開いてみて初めてわかる病巣、というものもあります。
土台や柱が腐っていたりする場合ですね。
そういう場合は診療計画、執刀計画を変更しなくてはなりません。
リフォーム物件ではいつも「耐震補強計画書」というものをお客様に提出しています。
今回は昭和56年のいわゆる新耐震以降の建物ですので耐震強度については
さほど心配はしていませんでしたし、実際にあけてびっくり！的なこともなく、大変良好な状態でした。
ただ、当時の建物は基礎は無筋コンクリート（鉄筋が入っていない）である場合が多く、今回もそうでした。
これを根本から補強しようとするとかなりコストがかかり、リフォームの意味がなくなってしまいます。
そこで柱や梁、筋かい、また壁を形成する構造用合板などによる補強を行います。
四川大地震で甚大な被害が出ています。
これを他山の石とし、心して耐震補強に取り組んでいかねば、と思いました。
当アトリエでは「既存木造住宅の耐震診断・改修」の講習会も受講済みです。
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