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先月の鳥取に引き続き
今月は高松での建築イベントに参加。
旅の様子を二週に亘り
ご紹介いたします。
一週目は建築探訪。
丹下健三設計による「香川県庁舎」
山本忠司設計の「喫茶 城の目」
香川県庁舎は丹下健三初期の傑作として有名な建物。
DOCOMOMO/ドコモモ
（後世に残したい近代建築の記録と保存を目的とする国際組織）が選定した
日本の近代建築20選の一つ。
 
垂木のように並んだ小梁や角柱など
日本の伝統様式を取り入れた外観デザインが美しい。
一階ロビーは猪熊弦一郎の壁画。
太陽と月をモティーフに
茶の精神である「和敬清寂」を表現した
迫りくる力強い作品。
「喫茶 城の目」は直島の家プロジェクトを手掛けた山本忠司の設計。
昭和39年のニューヨーク万博の日本館設立の実験として建築されたとのこと。
 
内装は石の彫刻家、空充秋のデザイン。
石を壁やスピーカーに上手く取り入れ
落ち着いた空間となっている。
どちらも年月を経た建物だが
古びた印象はなく、むしろ洗練されている。
良いものは時代を超えて継承されるということ。
二つの建物を見て確信したことだ。
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