2011.04.30

丹後半島一周
　

現在、京丹後市で改修工事中の現場へ
丹後ちりめんで栄えた時代の面影が残る古民家の改修工事である。
　

内装下地がほぼ完成し、
建築主さん、施工現場監督さんと仕上げ材サンプルを確認しながら色決めと今後の工程打ち合わせを行なった。

最近の住宅建て方では見受けられなくなった、
内地松の小屋ばり丸太が存在感を発揮している。
当初計画では居間に当たるこの天井部は水平で計画していたが、内部解体中に立派な梁が現れ露出することにした。
こちらのお宅もそうだが、ちりめん織物商人が出入りした名残があり玄関が10帖はあろうか、広い。
今回の改修ではこの玄関部に大容量の収納とご近所さん方々が集まり座れる椅子兼、小上がりを設け意匠と機能をひきしめた。

日に日に仕上がりが目に見えてきて、建築主さんの表情にも笑顔が溢れ、わたしも幸せな気分をいただいき感謝。
竣工まであと一息。

現場打ち合わせの帰り、
せっかくの機会なので、丹後半島一周してみた。
まずは周辺をカメラ片手に散策。
穏やかな海辺やのどかな野山など、
前回も訪れた伊根の舟屋。
舟屋一群の統一感美しい景色を眺め、癒される。
上空にトンビの泣き声が聞こえ、以前ご紹介したカメラに
望遠レンズEF70-200mm F4L ISUSMを装着して連写を試してみた。
8.5コマ／秒は素晴らしい♪

今回の京丹後市の改修工事も5月末で完成し、現場との別れは寂しいが、お仕事のご縁で丹後地方の歴史、史跡、食材、丹後人情に触れることができ、ありがたい。
現在、この現場の南となり町の丹後大宮で古民家改修計画を進めている。
まだまだ丹後を探検できそうである。（*^_^*）

日記の一覧に戻る≫