2009.11.26

恋人ができたゾウ！
　

先日のひとりごとコーナーの冒頭でクイズを出したのを
覚えていらっしゃるだろうか？

そう。ツリーハウスにお招きいただいた日、
私が抱えていたこの箱の中身は何ぞや？

である。

1945年、イームズ夫妻が我が子のために「もっと身近に、子供が気軽に遊べる玩具を」
というコンセプトでデザインしたゾウのオブジェ。
成形合板による複雑な製法を要するため、当時は2つのプロトタイプが作られたのみで
昨年我がアトリエにやってきた、イームズ生誕100周年記念モデル（写真奥）でさえも
既に完売のコレクターズアイテムである。

一方、今回のイームズエレファント（写真手前）は、ポリプロピレン製。
丈夫で屋外の使用にも耐えるそう。
時代を超えて、イームズ夫妻の思いが具現化したわけだ。
ポリプロピレン素材ゆえ実現した5色の優しいカラーバリエーションも魅力的。

画像はhhstyle.com さんからお借りしました。

私は迷わず赤をチョイス。
我がアトリエのゾウ君にも晴れて恋人ができた！万歳！
（．．．と思ったのもつかの間、遠距離恋愛ではありますが．．．）

お客様への 調度品を考えるのは、毎回わくわく楽しいものなのだが、
今回は早い段階からすでに品物を決めていた。
←先日もご紹介した2007年10月、
育てる家のオープンハウスにいらっしゃった時のツリーハウスのお嬢さんたち。

*　*　*

あの頃、二人で乗ったゾウさん。

大きくなって、もう一緒に乗ることはできないけれど、

姉妹で子犬のように転げて遊んだ日々や、

家族の愛に包まれて育った時間を象徴するキーアイテムとして

お嬢さんたちの原風景の片隅を、ひっそりのんびりと彩りたい、

そんな思いで選んだ一品である。
　

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