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これまでトップページのメニューの中で「オープンデスク」の募集をしてきたが、
最近は「オープンデスク」とは言わず「インターンシップ」という言葉を使うらしい。
学生時代の職業体験というのは、我々の時代には一般企業での例はほとんどなく、わずかに一部の設計事務所などだけで「オープンデスク」として門戸が開かれた建築設計業界特有のもので、しかも、ほとんど学生個人の趣味の世界のものであった。
それが今日では、さまざまな分野で活躍できる優秀な人材を育成するため、学校と企業が密接なコミュニケーションを持ち、協力して人材育成教育を実践していこうということで、学校側が奨励して学生を職業体験に行かせているのか、今年に入ってから参加の希望が引きを切らない。インターンの実績が単位に影響したりするのかもしれない。
まあ、とにかく、本格的に就職する前に企業の実態や座学とは違った観点から専門分野を見つめなおすのにはいい機会だとも思うし、企業にとってもやる気や能力のある学生の囲い込み、または育成に
とても役立つ制度だと思う。
当アトリエでも明日から1人、それが終わると8月から9月まで交替で3人、のべ4人のインターンを受け入れることにした。人数やスケジュールの都合でお断りした方も何名かいて、大変心苦しく思っている。
今までは、タイミングよくなにかしらお手伝いいただく仕事があって、参加者の学生から満足の感想を寄せてもらってきたが、今回のように立て続けに参加者が入れ替わり立ち替わりするのなら、それなりのカリキュラムをこちらとしても用意しなければならないのかなあ、などとスタッフたちとも話している。
体験する側、受け入れ側、双方にとってプラスになるようなひと夏になればいいと思う。 |
