「居心地がいいのか、
子どもたちはいつもリビングにいますよ」
狭小住宅ならではの工夫は子ども部屋にもよく表れている。わずか３畳ほどの空間に２人分の机、ロフトにはベットをＬ型に配置した。新しくできた自分たちの部屋に娘さんたちも大喜び。「友だちにうらやましがられるんですって」と奥さん。
通りに面して開放的なガラス張りになったことを「美容院みたいにおしゃれになって、女性客も増えました」とＳさんはいう。今回応募した理由のひとつには、美容室に流れた男性客の代わりに
、女性客を取り込もうという意図もあったようだ。それが見事に成功して、喜びを隠せないといった様子。
職と住、空間の役割分担ははっきりとした。家人も客も心おきなくそれぞれの時間を過ごせるに違いない。
左写真／裏通りに面した勝手側の外観は白と黒のコンビネーションで、以前とはうってかわってぐっとモダンに。「うれしくて、これまで以上に裏を通るようになりました」とＳさん。
RENOVATION DATA
●住所／大阪府大阪市
●家族構成／夫婦＋娘２人
●構造／木造２階建
●築年数／６０年
●竣工（改修）／４０．９８㎡
●延床面積／８７．０６㎡
●設計／小川一（小川建築工房）大阪府大阪市住吉区庭井2-14-1
●施工／不二工営建設
～大改造!!劇的ビフォーアフター 匠百軒から引用～
