『ゆったりゆっくり』

2006.10.19



先日ファイルを整理していたら出てきた1葉。

かれこれ10年ほど前の作品である。

作品...と言ってもこれはお手本に習って書いたもの。

当時私は朝日カルチャーセンターの絵手紙講座を受講していた。

これを書いた時はまだ30代。

30代の若造が書くにはずいぶん悟りすぎた内容だと思っていたが、

10年経った現在の作品だとしても、実際の私は到底この境地には達しておらず、気恥ずかしい。

あと20年くらいしたら自分の言葉としてリアリティをもって書けるだろうか。

そんなことを思いながらしばし眺めた後、机の上にそのまま放り出して出かけたら、スタッフに

「所長!こんな書置き残して、どこか放浪の旅に出かけたのかと思いましたよっ!」

と怒られてしまった。


 
 

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