スタッフ日記・・・・
2010.03
白と黒
今週は池下がお届けいたします。
現在サントリーミュージアムで開催中の
「井上雄彦 最後のマンガ展」へ。
井上雄彦（いのうえ たけひこ）氏は
『スラムダンク』や、
現在、宮本武蔵を主人公とした『バガボンド』を
書いているマンガ家である。
混雑が予想されるとのことで
前日に前売り券を買っての入場。
外壁に大きなポスターがありテンションUP↗
サントリーミュージアムの入口をはいると
天井まである壁面の迫力ある墨絵！！
展示内容は『140点におよぶ大小の肉筆画で
構成されるこの時この場限りの空間マンガ。』とのこと。
入口から出口までずっと作品を歩きながら
マンガを読んで進んでいく。
内容は行ってからのお楽しみってことで♪
バガボンドを読んでいる人はもちろん、
まったく知らない人も楽しめる内容。
それぞれのシーンでの絵の大きさや
演出が工夫されていて、とてもよかった。
真っ暗な空間でのスポットライトの当たった
その内容に合った墨絵など、感動する場面や、
迫力のある筆使いには圧倒された。
最近映画で３Ｄの『アバター』を映画館で見たときは
映画もここまですごくなったか！！
と思ったのだが、
白黒で静止画なのに
筆の力強さと墨でこんなにも表現豊かに
描くことができるものなのだと強烈な刺激を受けた。
「白と黒」の世界なのに、なぜか色彩豊かに見える。
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近々、黒澤明監督の『七人の侍』とか、
チャップリンとか、白黒映画をじっくり見直したいなぁ。
と思いつつ・・・
とても満足し海遊館前のパフォーマンスを
少し見つつフラフラと。
お気に入りのサントリーミュージアム近くの
レトロな建物、喫茶店でゆっくりとお茶をしつつ
内容が蘇ってくる。
お土産売り場で買った、墨つぼ。
帰りの画材屋で筆と和紙も購入してしまい、
何を書こうかと思いつつ・・・
私ってすぐ影響を受けやすい性格だなと
いろいろ入っている道具箱を見て少し反省。
文・写真：池下
