スタッフ日記・・・・
2009.01
除夜の鐘と煩悩
皆様 あけましておめでとうございます。新年のトップバッター勤めさせて頂きます、鍛治です。
人の煩悩の数をあらわすと言われる108の鐘をつき一年の最後を締めくくるという「除夜の鐘」初めて、ついてきました。
私の実家は奈良県橿原市でして、実家からほど近い明日香の山に位置する岡寺にお参りしました。
手足凍てつく中を外出するより、暖かい部屋にて「ゆく年くる年」の鐘音を聞いている方が・・
と、半ば渋々家族に連れられ出かけましたが・・・。
鐘楼に一人立ち、つく鐘の音はなかなか心に響くものでした。
ところが、感傷に浸る間もなく先に続く長い行列を気にして、そそくさと鐘楼から出てきましたが。
岡寺では108の定員を定めず、並んだ人の数だけうち続けることができるのだとか・・。
そりゃ行列も長くなるはずですね。
せっかく長い列に並び、ついた鐘
新年にあたり誓いでもたてようと、気持ちを引き締めたところ
結局、その一瞬に浮かんだのは ただひとつ。
お一人様人生から脱却です。
気楽に一人、独身人生を楽しむ「お一人様人生」
自由には孤独も付きまとい、そんな人生はさっさと卒業したいもの。
事務所にご依頼頂くご家庭を拝見し、更にその思いは深まります。
私事で恐縮ですが、今年は35を迎え「アラフォー」の仲間入りです。
時流には乗ったものの、あまり有難くないのが本心。
望みあらば、何事も自ら努力し進んできたつもりですが
この件に関しては努力とは別、と言い訳してきたのですが・・
最近では積極的な結婚活動を略して「婚活」なる言葉も登場し
どうやら、その考え自体がダメなのです!
と追い立てられてよう・・・。
さて、私事で大変失礼しました・・・。
まさに煩悩そのもの・・という感じでございました。
その後気持ちを切り替え、境内の神酒を頂きました。
縁結びのお札も気になったけれど、神（仏）頼みはやめよう。
やはり何事も、まず自分のできる事を自分の出来る限り、力を尽くすことが一番
そうすれば自分自身も、自らの環境も良い方向に進んでいくだろう・・
と、楽観的にお参りを終えたのでした。
今年も皆様のより良い住まいづくりのため精進したいと思います。
本年もどうぞよろしくお願い致します！
文・写真：鍛治