2008.5.30

かんてきで美酒に酔う
　

すっかり日も長くなり、夕方から街にくりだすには最適な季節。
19時を回ってもなおほの明るい夕空と街灯かりとの絶妙なコントラストが私を誘惑する。

以前にもご紹介した大先輩Ｆさんと、アトリエのスタッフ、
オープンデスク生のＨさんと６人で淀屋橋の「かんてきや　要」にて食事会を催した。

大正時代からあった医者の自宅だったという屋敷をほぼそのまま使った店構えは
周囲のビジネス街の中にあって異彩を放つ。
向かい側の敷地は大手ゼネコンのマーク入りの仮囲いが張り巡らされ、工事が始まるところらしい。
周囲の街並みが時代とともにめまぐるしく変化している中、この屋敷だけ時間の流れから取り残されてしまったような錯覚を覚える。
80年以上もの間、屋敷は淀屋橋の変わりゆく様子を静かに見守ってきたわけだ。
　

さてさて、ノスタルジーに浸ってばかりはいられない。

ホタテ、大あさり、サザエ、などなど海の幸を「かんてき」で目の前で焼いて食するのだから
食べごろを逃さないようにしなければ。
おっと、「かんてき」というのは関西弁で七輪のこと。
店のスタッフにうるさく注文してセレクトしてもらった冷酒も進む、進む．．．
　

　

情緒あふれる玄関前の路地で記念撮影。
おいしい料理に舌鼓を打ち、大先輩の武勇伝に親交を深めた一夜であった。

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