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工務店勤務時代からお付き合いのあるダンディな大先輩がひょっこりとアトリエを訪ねてこられた。
某有名大手設計事務所のOBで現在は店舗をメインに主にインテリア設計をなさっている方である。
お約束していた時間より到着が少し遅いので心配していたら、案の定迷われたのだとか。
確かにここは住宅地であびこ駅からも少し距離がある。古い町なので道が碁盤の目じゃなかったりして、
はじめての方にはすこしわかりにくいのかもしれない。
先輩も実に6年ぶりの来訪でしかも前回は私が駅から一緒だったため、詳しい道順までは覚えていらっしゃらなかったのだろう。迷子になるのも無理はない。
実際、今朝もスタッフの一人が通勤途中にパン屋に寄っていつもと違う道を通ってきたら
道に迷いかけたらしい。（オイオイ）
おっと、こちらも脱線してしまった。
この大先輩、道に迷ってどうされたかというと、井戸端会議をしていたご婦人の一団に道を尋ねたそうだ。そうすると
「あ〜あ！あのガラス張りの！」「赤いポストのあるトコやなあ？」
とご婦人の一人が近所までわざわざ道案内してくれたそう。
ここが設計事務所かどうかはよく知らないけれど、ガラスとかポストとか、そういった断片的な情報で
ここらの細密地図を頭のナビにインプットしている右脳的（？）ご婦人パワーに感服。 |
