2008.11.27

東京物語 Book Mark　3　

3日目は雨。
そういえば、前回の旅も最終日は雨だった。
最終日の雨は短期行軍でいささかくたびれた足取りにさらに重くする。
サントリー美術館で開催されているピカソ展をめぐり、
有楽町のアーケードへ。
なんでまたアーケード？とお思いだろうか？

実は、私は大の靴フェチ（一体オマエはナンボほどフェチやねん！？と言うツッコミは置いといて）。
アトリエの玄関には常に２，３足の革靴が並べてあり、さらにデスクの下には中身の入ったシューズボックスが７、8箱うなっている。左下の写真は靴のお手入れ方法を紹介したＤＶＤと保存版としてとってある雑誌BRIOの2007年11月号靴特集。
このBRIOの特集の1ページに紹介されていたのが有楽町アーケードの路上靴磨き職人千葉さん。

わざわざ電車に乗って磨いてもらいに来る人もいるという。

この記事を読んでぜひとも一度この人に磨いてもらいたいと思い、わざわざしばらく手入れしていない靴を履いてきたのだ。

ところが．．．確かにここだ、という場所に千葉さんの靴磨き台はなく、

仕方なく、アーケードから少し入った路地のビル1階でタタミ1畳ほどの部屋
でやっていた別の靴磨き屋さんで靴を磨いてもらい、東京駅に向かった。

さてさて、往路でエライ目に遭った教訓を生かし、
帰りは間違いなく指定した便に乗り込む。


今回も「珍道中」ではあったが有意義な3日間だった。

座席の背を倒し、ピカピカの靴をはいた足を伸ばすと
雨の中、新幹線は静かに発車した。

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