2007.6.28

　二人の設計士　
　

レポートでもお伝えしたが6月24日、「眺める家」のオープンハウスが開催された。
毎回ご来場いただいた方には簡単なアンケートをお願いしているのだが、
今回ユニークな回答があったのでちょっとご紹介したいと思う。
　 　
●ご質問、ご感想お気づきの点など
お聞かせください。

こどもべ あ やに　
はしごがあった！

 ●ご職業　しょうがくせい

実は、彼、現在計画進行中の物件「おんぷの家」のご長男Ｕ君、小学1年生。

いつも設計打合せに積極的に参加して、私が提出したプランや模型を眺めては

「ボクだったらここにお風呂をもってくるなあ」

などと意見を述べてくれるので、私も彼のことを「Ｕ設計士」と呼んでいる。

この日、お父さん（建築主様）は都合が悪く、不参加の予定だったのだが、

彼のたっての希望で運転不慣れなお母さんがカーナビを駆使してやってきてくださった。

「小川クン、どんな仕事してるのかいっちょ見といたらんとアカンやろ」

そんなノリでこの通り、空間を見回す後姿．．．いかがでしょう？

　
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 !?

「等級２．．．」って随分マニアックな感想だなあ

　

　

と思ってよく見たら、構造設計を担当してくださった「S建築設計事務所」のＳさんの回答だった。

Sさんはご丁寧にその日の夜、感想のメールまで送ってくださった。

　




　

昨今何かとマスコミに取りざたされる構造設計屋さん。

いつもコンピューターや数字とにらめっこ、というイメージがあるが、

こんなほのぼのとした感想を送ってくれる若き技術者である。

見に来ていただいた人が「眺める家」に「暖かさ」や「穏かさ」を感じてくれたのだとしたら、

それはＳさんの人柄あふれる（？）構造設計に少なからず支えられているのだ、

と言うことをこの場で申し添えておかねばばるまい。