2006.8.24

　はだしでどうぞ

革靴、長靴、地下足袋、安全靴、スニーカー．．．

たいていの職場（会社）は土足で靴を履いたまま仕事をするのが普通だろう。
土足禁止の職場でも必ず上履きに履き替えているのではないかと思う。

写真は私とわがアトリエのスタッフの仕事中の足。

6月おわり頃から、それまで履いていたスリッパを脱ぎ捨て、みんなはだしで業務をしている。
　

しっくりと柔和な杉無垢板のフローリング【左上】、ひんやりとした鉄骨階段のチェッカープレート【右上】、
痛いくらいにざらついたココヤシタイル【左下】、見た目を裏切ったぬくもりのあるコーティングコルク【右下】。

わずか９坪のアトリエ内に混在する様々な床材の温度や肌触りを直に感じて仕事をする。
リラックスできてなかなか気に入っている。

内部仕上げを決めるとき、当然お分かりいただいているつもりでお客様に「コルクタイル」
なんて言っても、実は通じていなかったり、過去に事務所へお越しいただいたことのある方に
「うちの事務所の床と同じものですよ」と言っても、
見過ごしていてご記憶に残っていなかったりする。
打合せなどで事務所にいらっしゃるお客様用にスリッパは用意してあるが
今度から敢えて言ってみようかな。

「はだしでどうぞ」