2006.2.8〜2.15

Ｉ　　ＮＹ

　　その４　　ニューヨーク雪物語

NY滞在もいよいよ残すところあと１日となった土曜の夜から雪が降り始めた。
ずいぶんと降るものだなぁ、と思っていたら翌朝には大人のひざ上くらいにまでも積もってしまっ たのである。
この様子は日本でも海外ニュースなどで流れたようだから目にした方も多いのではなかろうか。
　

私が驚いたのはこの積雪そのものについては言うまでも無いのだが、
更に印象深かったのはニューヨークっ子たちの大様さである。
自動車交通が完全にマヒしてしまっているならば

「歩くしかないよね」

と腹をくくってビジネススーツをスノーウエアに着替え、傘も差さずデイパックを背負って歩く、歩く。
また、ある人は、普段なら渋滞しているであろう大通りを小さな子供をそりに乗せて引いて行く。
この何十年ぶりかの異常気象をまるで楽しんでさえいるかのようだ。

さすがアメリカ人気質のポジティブシンキングと言おうか、エンターテイメントの国の思考、と言おうか、
とにかく感心した出来事であった。


　

子供をそりに乗せて通りを行く人
よく見るとそりではなくてボート型の浮き輪かも？
　

もし、東京や大阪がこんな大雪に見舞われたら、果たして日本人はどんな反応をするんだろうか．．．。
そんなことを考えながら、欠航になってしまった飛行機の振り替えやホテル延泊手配、ネットカフェで帰国後の予定変更をしていた。

と現地５泊＋1日延泊の６泊、NY滞在。美術館〜建築物視察、NY市観測史上最高の積雪量68センチも体感し、帰国した。最終。