2006.2.8〜2.15

I  ＮＹ

　　その２　　ＭｏＭＡ


ＭｏＭＡ　（ニューヨーク近代美術館）
現代美術の集大成とも言われ、鑑識眼のすぐれたニューヨーカーをはじめ世界中の人々から愛されるニューヨーク近代美術館。2004年11月に設立75周年にあわせリニューアルオープンしたばかり。設計は日本人の谷口吉生で展示スペースの面積は以前の1.5倍になったという。
　

どこからどう撮っても絵になる、実にフォトジェニックな空間。
　 歩きつかれたらモネの睡蓮の前でしばし休息

館内は美術の教科書で必ず見たことのある名作の数々が日本の美術館のような仰々しい柵も無くフレンドリーに展示されている。
また、「建築・デザイン」のコーナーでは椅子、テーブル、ランプ、テーブルウエアなどが展示され、日常の暮らしとアートの身近で深い繋がりを感じさせてくれる。何よりも驚くのはこういった展示物が全て写真を撮ることが可能なのだ。アートを皆で共有しつつ、畏敬の念を決して忘れない。芸術に対するスタンスが日本人のそれとは次元が違う、そんなことをしみじみと感じた。


ゴッホの絵の前に座り込んで
小学生が美術の授業。
こうして本物を見る目が養われていく。


インテリアのショールームに来たかのよう。
しかも写真は撮り放題。
自然光が巧みに取り入れられた各フロアの窓から切り取れれるスカルプチュアガーデンの眺めが美しい。

　
ロダン作　バルザック像