2006.2.8〜2.15

Ｉ　ＮＹ

   その１

仕事が一段落した．．．というわけでもないのだが、格安の航空チケットが手に入ったので約5年ぶりにニューヨークを歩いてきた。

短い滞在ではあったが訪れた場所、感じたことなどを何篇かにわたってレポートしてみようと思う。
　

イサム・ノグチ庭園美術館
 
 アメリカ人の母（作家）と日本人の父（詩人）の間に生まれた日系アメリカ人彫刻家として世界に名を知られるイサムノグチ。彼の美術館がNYに存在することを知らない人も結構多かったりする。この美術館は1985年にできたもので一人の芸術家の美術館としてはアメリカで初めてのものだというから、彼の作品がいかにアメリカの人々に愛されているかがわかる。2004年6月に改装工事が終了したところで展示スペースやカフェも充実している。

余談だが日本国内の四国は高松市にも彼の庭園美術館があり、ここではNYの美術館よりもスケールの大きな作品を見ることができる。見学には往復はがきでの見学申し込みが必要だが、二つの祖国を生きたイサムノグチが晩年を過ごし、仕事をするアトリエとして選んだ場所であり、ファンでなくとも一度は訪れて欲しい空間である。

　
３時間耐火の防火戸。こんなところに目が行ってしまうのも建築やの性。