ＰｒｏｔｏＨｏｕｓｅ　2003　Ｓｐｒｉｎｇ　Ｖｏｌ.5
プロトハウスオーダーカタログ保存版／あの建築家にすぐにｏｒｄｅｒできる春の新作６プラン

Ｐｌａｎ２.【土居間の家】

土間とフラットで繋がる土の居間を持つ家は、
日本の四季に合わせて深呼吸するような心と体にやさしい自然体な住まいです。
　
　四季の移ろいを楽しむのと同じように、毎日の暮らしの中で起こる自然な変化を楽しみたい
　という方にお薦めなプラン。
　土間や土の居間、無垢板の床などの自然素材、それに床の段差や階段で空間を間仕切る空間構成が、
　生活に変化を与えます。
　

　片流れの屋根を外観に持つこの家は、南北に窓を配置したことで自然な風の流れが生まれる造りになっています。
　玄関に土間を置き、そのままフラットな床レベルでリビングに入ることができるのも、屋外の自然を屋内に取り込むための工夫です。
　さらにリビングとダイニング、キッチンは全て同じ床レベルです。土間とリビングの床を土にして、夏は涼しく、冬は暖かい土の床を楽しむことも思いのまま。リビング床をテラコッタなどの石材にすることも可能です。
　ダイニングから奥へはステップを踏んで上がります。このように段差を設けることで、空間を間仕切るのです。
　ステップを上がったホール的な場所には多目的コーナーを置き、左右に個室と洗面・浴室を設けています。それぞれが窓に面していますから、開放感も抜群です。
　2階には2部屋と納戸を設けていますが、１階リビングの吹抜けを見おろせます。
　平面（壁）と立面（屋根）を単純化することで、ローコストを実現しているのも、大きな特色です。

　　　　　ｃｈｅｃｋ!玄関に土間を置き、そのままフラットな床レベルでリビングに入ることができるので、
　　　　　　　　　　室内と屋外が一体化しています。
　　　　　ｃｈｅｃｋ!土間トリビングの床を土にして、夏は涼しく、冬は暖かい土の床を楽しむこともできます。
　　　　　ｃｈｅｃｋ!奥へはステップを踏んで上がります。多目的コーナーは家族全員が自由に使います。

　　　　　ｃｈｅｃｋ!２階には２部屋と納戸があります。１階リビングの吹抜けを見おろせます。
　　　　　ｃｈｅｃｋ!２階にも窓を配置。自然な風が流れます。
　　　　　ｃｈｅｃｋ!個室には十分な収納を設けました。

アトリエや別荘としても使える最小限住宅も提案！言うまでもなくローコストです。

　小川さんがアトリエとして使用している最小限住宅。ここにもローコストを実現するための様々な工夫がなされています。
　まず極力ムダを省いた空間デザイン。螺旋階段を軸に縦の動線を設け、廊下などを省いても支障がないようにしています。１階の天井と２階の床を共有化して建材を節約したり、壁に仕上げを施さず、柱をむき出しにしてその部分を棚として利用できるようにしたりと実にお見事。しかも木材をすべて露にしていますから、ナチュラルな感覚に仕上がっています。

　空間と材料のムダを省いた、最小限住宅の好例。約９坪で建築工事費は何と６００万。用途によっては住宅として十分に使用できる仕上がりです。

〜ＰｒｏｔｏＨｏｕｓｅより引用

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